文化

フィリピンのお正月はこう過ごす

皆様新年あけましておめでとうございます。

昨年から始めたそちらのサイトですが、まだ週1ペースでのんびりなのですが、フィリピンは自分が発信したい事ですし、素直な気持ちで書けるまさにホームグランドです。

出稼ぎのためにツィッターやNoteでがんばろうとしているって感じですかね?

なので、毎日更新はまだしばらく難しそうなのですが、楽しさを追求して、こちらの更新頻度も徐々に増やしていきたいと思います。

新年の抱負みたいなことを書いてしまいましたが、お正月なので今日はフィリピンと日本のお正月の違いをご紹介しようと思います。

*フィリピンはクリスマス文化
*お金にまつわる願いが多いのは中国の影響?
*垣根なく取り込むのはプライドが無いの?

とみていきながら

お金の願いが多いけど、結局は家族が一緒にいる所を一番大切にしているのがフィリピン流

だとお伝えしたいです。

今年はいいことが皆様にも、そして何よりも私にあって欲しいですね。お祈りしまーす。

フィリピンはクリスマス文化

これを言えば身も蓋もないのですが、フィリピンはカトリック大国なので、どちらかといえばクリスマスで一番盛り上がって勢いで正月を過ごす感じだと思います。

というのも日本はお正月は3が日ですが、フィリピンの祝日は元旦だけで2日からは普通にお店も開いたりします。

クリスマスは9月から徐々に盛り上がり12月24日から25日に頂点を向かえますが、セブだとクリスマスの次は1月3週目の日曜日に行われるセブ最大もお祭り「シノログ」にみんなの関心は移ります。

ハッピーニューイヤーよりもい「Pit Senor! Viva Sto. Nino! <意味:お力をセニョール! 万歳!サント・ニーニョ!>」という声の方をよく聞きます。

やっぱりカトリックのお祭りの方がラテンの血に響くのですかね?

ところで、日本はお正月といえばおせち料理やお雑煮ですね。
おせち料理は、調理せずに食べられる料理の詰めて家事で忙しい女性(今は女性蔑視だといわれてしまいそうですが)に休んでもらえる料理を食べて家族団らんで過ごすのが目的でした。

フィリピンのお正月に何を食べるか?といえば「食べる」より「用意して縁起を担ぐ」ということの方が多い気がします。

クリスマスのギフトでチーズやハムの塊を貰ったり用意することが多いのですが、これをお正月に振る舞われることが多いですね。
それに13種類の果物をバスケットに入れて新年を迎えます。

丸いチーズをクリスマスに買ってお正月に食べます

切るとこんな感じです。ハムと一緒に食べます

ハムもこんな感じで丸い塊です

スライスしてチーズと一緒に

お金にまつわる願いが多いのは中国の影響?

では、まず果物から見ていきましょう。
実はこのバスケットの入れる果物にはルールがあります。

バナナはダメです。パイナップルはうちはギリセーフ、マンゴーはOKです。

基準分かりますか?

答えは まるい果物を選んでいます。

マルはお金をイメージさせます。
又、食べ物を13個入れるのはなぜかといえば12か月+更にボーナスで13個なんです。

フィリピンの法律でボーナスは12月給与の1か月分を支給することが決まっています。
これを「サーティンマンス」と呼んでいます。13番目の月ってことです。

果物も毎月困らないようにと最後はご褒美もあるぐらいたくさん帰ってきますようにという願いを込めて12個+1個の13個を飾り付けて食べ物やお金の苦労が無いことを祈ります。

だからチーズもマル、ボンレスハムも固まりでマル。
まーるく円満を願っています。

他にもお正月を迎える瞬間は、爆竹を一斉に鳴らして大きな音を立てて邪気を払ったり、ポケットにコインをたくさん入れてチャリンチャリンならしてお金を呼び込んだりしようとします、

なのでお正月の瞬間は中国文化に近い風習や行動をたくさん目にするのです。

垣根なく取り込むのはプライドが無いの?

こうやって見ると、フィリピンはカトリックなのに中華の影響を取り入れて、アメリカナイズドされながらもフィリピンらしさを残す面白い国だと思うんです。

節操なく真似している??

でも言い方をかえれば「フレキシブル」に対応してきたってことですよね。

ちょっとこじつけに感じるかもしれないけど、、それでもフィリピン人は柔軟だと感じることがあります。

13個のフルーツも13は縁起が悪そうな数字だけど、ボーナスって考えたらOKです。

でも私たち日本人だってクリスマスを祝って神社にお参りに行くって普通にしていますよね。
共通しているのかな?

楽しければ問題ないって結構いい判断基準なのかもしれないですね。

2022年は年男で還暦を迎えます。
色々積み上げたものもあるけど、笑顔をキーワードにフィリピンエッセンスを使いながらコツコツやっていきたいと思います。

 

竹原浩二

38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈 現在、フィリピン観光省大阪での勤務🇵🇭経験を生かして、留学案内を大学や旅行会社で講演もしたりします👨🏻‍💻 自分の息子は不登校でしたが、今はプロゲーマを目指してます❗️ 私はフィリピンで子供を元気にする留学ビジネスをゆっくりやり始めてました

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