文化

Pit Senor! Viva Sto. Nino!

セブに住んでいた10年でいつも「セブの人はハッピーピーポー」だと感じるのが毎年1月の第3日曜日に開催されるシノログというお祭りの時です。

前回のブログにも書きましたが、セブの人は大切なクリスマスが終わると、お正月というより気持ちがセブ最大のお祭り「シノログ」に切り替わります。

この音楽が町中に流れ出して、ラテンの血がお祭りモードへ強制的に切り替わります。
この音楽を聴くとセブアノ(セブに住む人)の理性を奪い取るのです。

合言葉はPit Senor! Viva Sto. Nino!(ピットセニョール、ビバ サントニーニョ)

私も洗脳されてこの音楽を聴くともうだめになってしまいます。

今日は

*シノログはセブ版リオのカーニバル
*マゼランとラプラプが争った町セブの歴史
*サントニーニョに願いを込めて

とみていきながら

シノログは家を守ってくれるサントニーニョの記念日として感謝と願いを込めて行っている。
でもラテンの血がダンスでエンジョイを求めて笑顔のフィエスタを楽しんでいるのがセブアノらしい。

という思いを伝えたいと思います。

シノログはセブ版リオのカーニバル

シノログがどんな感じのお祭りかといえば、ユーチューブを見たらお分かりのように、まさに

セブ版リオのカーニバル

です。

日本でいえば「博多の山笠」や「岸和田のだんじり」みたいに、地域の全員が仕事より祭りを優先することが当たり前になるイベントです。

毎年1月の第3日曜日に行われて、キリスト教の行事なので9日前からミサが始まり当日まで祈りを教会で捧げます。

イベントのファイナルは日曜日に多くの市民が参加する仮装パレードなのです。

シノログは、キリストが幼少の頃の像「サントニーニョ」を称えるお祭りで、パレードで綺麗な女性がこのサントニーニョ像を持って踊りながら行進していきます。
プロの様なダンスグループから地元高校生の参加まで幅広く多くのグループが下町でサントニーニョ像が飾られている「サントニーニョ教会」から州庁に近い「フォンテ・オスメニア・サークル」まで2キロ少しの道をダンスグループが踊りながら行進するのです。

マゼランとラプラプが争った町セブの歴史

では、このサントニーニョ―の歴史をたどっていきます。

このお祭りは4世紀以上に渡って行われています。

起源は世界一周をしたマゼランがセブ島に到着する時から始まります。

1521年にポルトガルの冒険家マゼランがセブ島へ到着した時に、キリスト教を布教して当時のセブのフマボン王とファナ女王を改宗させてフィリピンで初めてキリスト教を伝えました。

その時の女王に渡したお土産がキリストが幼少の頃の像「サントニーニョ像」でした。

雑談ですが、
この像はその後3度も教会が全焼した時に3回とも無傷で残ったので、フィリピン人は神様が守っている奇跡の像としてあがめています。

そしてセブの家では神棚や仏壇みたいにどの家でもこの像を飾っています。
私の家も飾っています。

歴史に戻って
しかしマゼランは、キリスト教改宗を強引に進める時、力を示す為、セブの対岸にあるラプラプの街を焼き払ったりしました。

これに当時のラプラプの王が怒って、マゼランを呼び出しと遠浅に船を止めさせて浅瀬を歩かせて疲れたところに待ち伏せ攻撃を行い、圧倒的に軍備力では劣るフィリピン軍が勝利を収めました。

ラプラプは、外敵スペインからセブの街を守った英雄として今も称えられています。セブで1番美味しい魚「ハタ」は1番という彼の名前をとって「ラプラプ」といわれてるぐらいです。

その後キリスト教はフィリピン中に広まり信仰されるようになりました。

私の感覚では、外敵から持ち込まれたものは排除するのでは?少なくとも好きになれないのでは?と感じるのですが、フィリピン人にとって大切な家族を大切にすることなど、多くの価値観が一致するところが「キリスト教」には合ったのだと思います。

なので、キリスト教は今も90%を超えるフィリピン人から信じられ、崇める気持ちで毎年「シノログ」のお祭りを全員で祝うことが続いています。

サントニーニョに願いを込めて

昨年の12月16日にフィリピンのセブ方面を横切るように台風22号(フィリピン名:オデット)が通貨して、最大風速75mで多くの街に甚大な被害を残していきました。

人々は今年事は楽しいクリスマスを過ごそうと、ようやく落ち着き始めたコロナ禍から淡い期待を抱いていた時期であり、本当に弱り目に祟り目だったと思います。

尋常でない被害に私も結構現地の人と連絡を取りました。

すると多くの日本人から「うちより深刻な被害を受けているフィリピン人が、明るく振る舞うことに救われている」というのです。

「神様は乗り越えられる苦難しか与えない」
「神様は私たちへのプランがあるから大丈夫」

と気持ちを切り替えて

「泣いていても始まらない」

を目の前で実践していっています。

シノログは家を守ってくれるサントニーニョの記念日として感謝と願いを込めて行っている。
でもラテンの血がダンスでエンジョイを求めて笑顔のフィエスタを楽しんでいるのがセブアノらしい。

停電の中で教会に祈りをささげて過ごした去年のクリスマス。
そして傷跡深い中で迎えようとしているダンスのない「シノログ」

でも、サントニーニョがある限り、セブアノを完全ににノックダウンさせるのは無理そう、、、
そんなフィリピン人に教わり救われる事多い気がしています。

今年もコロナと台風被害で優雅なダンスパレードは無くなったけど、家族の幸せを祈る気持ちをささげるミサはノベナマス(9日間のミサ)は1月7日から始まっています。

2023年ダンスに喜びを感じるシノログ開催を願って、、、、

現地NGO誰でもヒーロー 台風支援プロジェクト

大型台風22号緊急支援

竹原浩二

38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈 現在フィリピン観光省大阪勤務🇵🇭経験を生かし留学案内を大学や旅行会社で講演👨🏻‍💻起業しました。 自分の息子も不登校❗️フィリピンで子供を元気にする留学ビジネス企画中 ✨経験を音声やブログ毎日配信中

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