日記

ぶぶ漬け食べて帰って!京都人とフィリピン人から学ぶ処世術?(京都人に悪気はありません)

京都人はよく、本音と建前がある、って言われてちょっと悪口みたいに言われるけれど、それって当たり前だし必要だと思うんですよね。

歓迎されてたと思っていた訪問に突然
「ぶぶ漬け(お茶漬け)でも食べられますか?」
と聞かれ、はたと気が付き帰宅準備をしないといけない、そんな風刺だったように思っています。
実際に雑誌でアンケートで聞いてみたら、「聞いたことも言われた事もない」が殆どだったそうです。

面白いな?と思ったのはフィリピン人も同じような文化があってよく「あの人はプラスティックだ」と嫁は言います。
プラスティックで顔が出来ていて、表情が変わらない(心の悪意が分からない)という意味だそうです。

そこで今日は京都人とフィリピン人に学ぶため

本音と建前について
彼らに学ぶ処世術
結局は一言ではくくれない

という切り口で話していきます。
まぁ腹が減っては戦が出来ぬですから、ぶぶ漬け食べてから読んで下さい。

本音と建前について

まだケーキ屋さんで店長をしていた時代に、京都の高島屋が最後の現場でした。

ある日初老のご婦人の対応をしていて、希望の品が無くて代替品をお勧めした時に「こちらも良いお品ですが、又改めて来店するようにします」と去って行った後に、百貨店のマネージャーに呼び出されて

お客さんクレーム言って帰ったで!好きな商品品切れしているのに謝らんと他の商品ばっかり進めてくるし、取り寄せますって言わへんかった

とのことでした。唖然、茫然、その場に立ちすくみました。

めっちゃニコニコ話をしていたやん!

アルバイトの女に子に聞くと

「私嫌いなお客さんいたら、わざとめっちゃ丁寧にニコニコしながら話す。そしたら向こうも悪意を感じてめっちゃやさしく話してくるねん」

って言ってました。

これ面白い、傍から見ると2人ともニコニコしながら丁寧な会話をしているのに、けん制し合っているんですね。

フィリピン人もこれに近いところがあって、特に上司にはすごくおべっかを使うのに、いなくなった途端悪口のいうわさ話で盛り上がるシーンを数々みることが出来ます。

彼らに学ぶ処世術

でも、これって立派な処世術なんですよね、

お互いに好きなこと言い合えば、喧嘩になるのが落ちですから、丁寧に話すこと自体は学ぶべきだと思います。

それに、「ぶぶ漬け食べて」的な発言って、会話の初っ端からある訳ではないですよね。
会話の流れのどこかにターニングポイントがあると思うんです。地雷を踏んだ瞬間が。

それに気が付かないから相手は報復したくなって、最後に嫌味砲を放つのですから、地雷を踏んでから嫌味砲を放つまでの会話に無頓着だったともいえます。
相手のニーズや需要を探るために、この間の認識する力をつけて対応すると「ぶぶ漬け」の代わりに

面白いお話しですね!もう一杯お酒いかがですか?

と引き留めてくれることになると思います。

更にいえば、ぶぶ漬けは締めの一品であり食べることで満足がいって、自分から「さぁそろそろ帰ろうか?」となります。満足させつつ終焉をもたらす最良のエンディングです。

そういう自然の流れを生み出す様に、京都人が実践しているテクニックともいえます。

結局は一言ではくくれない

もっと身もふたもないことをいえば、態度って人によって違うし、その日の気分によっても変わりますよね。

だから「ぶぶ漬けを食べて」と勧めてくる人は、
嫌な人ではなくて、嫌な気分になっている人
なんです。

同じ人でも気分によって態度は変わります。

その人を判断する基準でなく状況・状態を判断する基準だと考えることが大切だと思います。

それを思うのは、フィリピンで普段嫌味な人だと感じる人でも本当に大変なことがあるとちゃんと気遣って声をかけてくれたりします。

嫌味を言えるのは、相手が自分と同等の立場にあると感じているからなんです。

偉い人に偉そうにいわれても仕方ないですよね。年上の会社社長に「敬語で話さない」と文句は言いません。
相手を認め、そして認めてもらえる関係なら、マウントの取り合いにはなりません。
もちろんマウントを取ったからといって、偉くなって何でも自由というわけではなく、

実るほど首を垂れる稲穂かな?

のように偉い人はより謙虚に人の話に耳を傾けます。

こんな風にすべてが一言で片づけられる訳ではなくて、色々な価値観を認めつつ、ステレオタイプにならないように勉強して考え方の幅を広げることは大切ですね。

私も人のことを言えず「猫の額ほどの度量の深さ」ですが、
皮肉を言われたとしても穏やかにブッダのごとく生きていきたいです。
あれ?カトリックのフィリピン人お赦しを(笑)

竹原浩二

38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈 現在、フィリピン観光省大阪での勤務🇵🇭経験を生かして、留学案内を大学や旅行会社で講演もしたりします👨🏻‍💻 自分の息子は不登校でしたが、今はプロゲーマを目指してます❗️ 私はフィリピンで子供を元気にする留学ビジネスをゆっくりやり始めてました

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