日記

一生懸命働くってどういうことだろう?

たけ@不登校中学生父親✖️フィリピン留学エージェントです。

今日はフィリピンと日本の働き方への考え方の違いをみながら、「一生懸命働くってどういうことだろう?」という素朴な疑問を考えたいです。
特にこれから変化の大きい時代にどういう気持ちで望んでいけばいいのかなぁ?ということに注目していきます。

と、いっても深刻に考えるのは性に合わないので、体験してきたフィリピン流を紹介しながら

*フィリピン人って怠け者?
*女性が活躍する国で誰のために働いているのか?
*仕事とのバランスが大切

に照らし合わせて書いていきますね。

フィリピン人って怠け者?

まず、この章では「南の島の人は怠け者」みたいに思われているので、それは本当か?を考えていきますね。

結論は、「そんなことはない」、だと思います。

セブは漁師を見て勘違いのケースもよくありました。

セブで旅行会社で働いていたときは、時々日本人のお客様のツアーへのアテンドもしていました。

ホテルに迎えに行って、ツアーで同行するときホテルの近くで、ランニングシャツに半パンでお酒を飲んでいたり、おしゃべりをしている男性を結構見かけることも多くて、よくお客様に「フィリピン人男性って働いていない人多いのですか?」と聞かれました。

でも実際に彼らが目にしているのは「漁師さん」です。遠浅の海で早朝から日の出あたりで漁を済ませているので、旅行者が見かける時間は完全に仕事終わりのオフタイムです。

又、フィリピンは稼げる人が稼ぐという考え方で、奥さんが仕事をバリバリこなしていたら、男性は家事をやる人もいて専業主夫かもしれないですね。

臨月まで働く女性、でも残業は?

フィリピンは女性がすごく働きものだと思います。
というのも、肉体労働でないレジのキャッシャーや事務職は臨月まで働く人が多いんです。産後も1か月ぐらいで復職してきます。

こどものミルク代を稼ぎたい、など収入に関する事が理由ですが、では残業をするか?といえば、残業は極力しない人が多いです。

「だって可愛い子供が待っているのに遅くまで仕事は嫌よ」という理由ですね。

残業しないように、就業時間はけっこう真面目にやってくれます。

GDPから見て考える

フィリピンはコロナ前までGDPは7%近く伸びを示していました。コロナ後もこの辺りまで回復するとみられています。

イメージでいけば日本の戦後復興してから1973年のオイルショックまでの日本の景気のような状態です。

一生懸命働く国民がいてこそ、この成長率を実現できます。けっして怠け者じゃないと思います。

女性が活躍する国で誰のために働いているのか?

も、フィリピン経済を支えているのは、やっぱり女性かもしれないですね。

というのも、フィリピンは

ジェンダー平等指数アジアNo1

なんです。

私の働く旅行業界ですが、ホテルマネージャーってかなりの確率で女性ですし、観光省の大臣も女性です。

なぜこんなに女性が社会進出できるか?というと、それはフィリピンの社会のスタイルに秘密がありました。

*ヤヤ(子守専用メイド)や同居家族が支えて働く

フィリピンでは都会も田舎も結構2世代3世代同居の大家族が多いです。

田舎の大家族は貧しい家庭も多くて、食費だけでも大変です。だから特に女の子はちょっと大きくなると口減らし(食べる人を減らす)ために、住み込みのメイドとして働く人が多く出てきます。

そういう人は住み込みで、ちゃんと3食食べられると嬉しくて、家族も食費を浮かせるので喜んで送り出します。
なので1か月1万円位でも働いてくれて、働く女性は大きな負担なく仕事に出ることが出来ます。

また、同居している家族も子供の面倒を見てくれますし、外にでて遊ぶ年齢になっても、隣近所の人が面倒を見てくれます。

子供は親だけでなく色々な人が面倒を見てくれる、母親だけに負担がかかからない社会のシステムがあるんです。

こうやって女性が一生懸命働くのは、やっぱり家族のためにです。

ヤヤ(子守専用メイド)をはじめとして、多くの出稼ぎフィリピン人は収入の半分以上(時には7割以上)を仕送り家族を支えます。

仕事とのバランスが大切

日本の働き方も随分変わってきたと思います。
でも、まだまだ仕事で振り回されることも多々ありそうです。と書いている私もそうでまだまだ「家庭を大切にできているかな?」と自問自答を続ける毎日です。

でも随分潮目が変わってきたと感じています。

昔より家庭を大切に思う人も増えたようにも感じます。

それでも、自分たちの世代にはまだ熟年離婚っていう悲しいゴールで夫婦生活を終えるカップルがいるのも事実です。

それは、家庭と仕事のバランスや目的、それを日々夫婦や家族で共有してきたか?というコミュニケーションによって決まると思いました。

フィリピン人は「常に家族のために働いている」をプライオリティに置いて一生懸命働くけど、だらだら残業で家庭をないがしろにしない、という価値観を感じることが多いです。
そこは本当に学ぶべきことが多いなぁと思っています。

竹原浩二

38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈 現在フィリピン観光省大阪勤務🇵🇭経験を生かし留学案内を大学や旅行会社で講演👨🏻‍💻起業しました。 自分の息子も不登校❗️フィリピンで子供を元気にする留学ビジネス企画中 ✨経験を音声やブログ毎日配信中

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