もうすぐハロウィンですね。
去年はコロナ自粛で多くのイベントが自粛して、ハロウィンも盛り上がりを欠けてしまいましたね。
今年はどうなんでしょうか?距離を取りながらの行進って微妙で不思議な感じがしてしまいます。
実はこのハロウィンはクリスマスやバレンタインと違って、キリスト教のお祭りではないのです。
古代ケルト人に起源がさかのぼります。
なのでフィリピンなどカトリックの国では、異教徒のお祭りとして認めていない考え方の人も多くて賛否が分かれるイベントなんですよ。
ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味していて、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたそうです。
でもフィリピンはこの時期連休になって、多くの人がお墓を訪ねていきます。
今日はそんなこの時期ならではの風習を
*ハロウィンは異教徒イベントだったけど
*信心深いのか?単にパリピ―か?こんなに違う過ごし方
*死者に寂しくないを届けてあげる
の切り口でみていって
家族を大切にしているところがやっぱりいいな
死んでも忘れずにいてくれるってそれで救われる気がしました。
といつも感じることをご紹介したいと思います。
お菓子をくれないと、これ以上は書きません、、、、、
ハロウィンは異教徒イベントだったけど
冒頭に書いたようにハロウィンはキリスト教のイベントではなく、キリスト教信者が国の90%以上のフィリピンではこの日に仮装して練り歩く習慣はありませんでした。
でも10月の終わりになると、町が急に騒がしくなってきます。なぜなら11月1日と2日がキリスト教にとってもお祭りの日でこの準備に追われるのです。
なんの日かといえば?
11月1日 諸聖人の日 オールセイントデー
11月2日 死者の日 オールソールスデー
なのです。
1日がキリスト教布教のために尽力して亡くなった聖人を偲んで
2日が死んだ祖先が家族を訪ねてこの世に戻ってくる日として
お祝いをす宗教行事です。もちろんフィリピンも祝日です。
ディズニーでは「リメンバーミー」で知られていますね。
信心深いのか?単にパリピ―か?こんなに違う過ごし方3
簡単にいえばこの日はフィリピンのお盆やお彼岸にあたる日なんです。
昭和の時代には、お盆には田舎に帰ってお墓参りをして、って感じだったと思います。
お坊さんに家でお経を唱えてもらった後に、お墓参りをして、夜は親戚が寄り集まって酒盛!
酔った親戚のおじさんに絡まれるという、子供のころの私には苦行のような日でした(笑)
フィリピンは、もう少しスケールがでかくてお墓にみんな泊まります。オーバーナイトスティ イン お墓です。
お墓がバーゲン会場なみににぎやかになります。
すごくににぎやかで酒盛りはモチロン麻雀をしている日もいたりします。
お腹が減るのでしっかりお墓でご飯も食べるのですが、ファーストフードで有名なジョリビーやKFCなどが臨時の屋台の販売店を仮設して行列が出来たりします。
なんのイベントか分からないにぎやかなお祭りになってしまいます。
ここ、お墓なんですが、、、、
雑談ですがフィリピンのお金持ちのお墓はすごいです。
これお家ではなくお墓です。墓地内の建ってます。
冷房完備で11月1日のこの日中でワインを飲みながら談笑されてました。
死者に寂しくないを届けてあげる
人が死ぬことは悲しいことですよね。もう会って話をすることが出来ません。
悲しくて涙が出てしまいます。
もちろんフィリピンでも同じで、フィリピン人も大泣きします。
でも、なぜ世界中でこんなににぎやかにお葬式やお彼岸のイベントをするかといえば、
私は死者への思いやり
だと思っています。
悲しいのは残される人だけでなく、死んでしまう人はもっと思い残すことがあるのでは?と思います。
でもキリスト教の考えは、
死は神様に召されて神のもとへ旅立つ事なので、私たちがが大泣きして別れを惜しんでいたらいつまでも心配で旅立てないと考えています。
だから出来るだけにぎやかで楽しい姿をみてもらい、
「もうあっちへ行っても私たちは大丈夫ですよ」
というメッセージを込めて笑顔で過ごす様にしているのです。
一方でこの日は必ず家族が集まります。
だから船も飛行機もバスも、国内の交通網が大混乱するぐらい混み合うのです。
死者のために忘れず集まってくれるのです。
忘れずに。
日本は盆も正月もゴールデンウィークみたいな長期休暇の日みたいに自分たちだけのために使っている気がします。
悪いわけではないのですが、
やっぱり死んでも忘れず毎年集まってくれるって、それはそれでとても素敵なことだと思います。
お勧めビデオ
去年の年末に家族で見に行きました。
ハロウィンの日に生まれた家族の愛を語る映画です。
今年のハロウィン限定で再放映されているのですね、
【Amazon.co.jp限定】映画 えんとつ町のプペル (通常版)(特典: ビジュアルシート(1枚)付)[DVD]
38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈
現在、フィリピン観光省大阪での勤務🇵🇭経験を生かして、留学案内を大学や旅行会社で講演もしたりします👨🏻💻
自分の息子は不登校でしたが、今はプロゲーマを目指してます❗️
私はフィリピンで子供を元気にする留学ビジネスをゆっくりやり始めてました
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