来月家族でセブに里帰りすることになりました。
家族全員揃ってセブに行くのは2017年嫁の35際のお誕生日をお祝いするために当時小学生だった子供と帰って以来実に7年ぶりです。
今回は娘の18歳のお誕生日のお祝いをするために帰ります。
久しぶりの大型帰省になるのですが、なぜ無理してまでセブに帰ることを決めたのか?
ロジカルとは言えない決心に
デビューというフィリピンの伝統行事
人生最大の金欠に重ねる御璽
無理してもやる意味を考えた
という切り口で見ていきます
デビューというフィリピンの伝統行事
日本の七五三のように、フィリピンにも子供の成長に合わせて盛大にお祝いをする習慣があります。
まずは、1歳のお誕生日!
病院でなく自宅で産婆さんが取り上げる出産も多いフィリピンは、医療費が物価水準を考えると高くて庶民はなかなか病院に行きたがらない傾向があります。
それ故0歳児の死亡率が高く、平均寿命が低い要因にもなっています。
つまり子どもの死亡率は高くて、生まれた赤ちゃんの1.2%が1か月以内に亡くなっているのです。
5歳までに亡くなってしまう子は6.2%というデータもあります。
だから1歳の誕生日は
「ここまで育てば大丈夫。でもこれからの成長には周りの助けも必要になってくる」
ということで、1歳の誕生日会は近所の子供を呼んで「大盤振る舞い」でご馳走を振舞まって、周りに恩を売る(笑)のです。
そしてそうやって周りに助けられながら成長した女の子が18歳になると、今度は
「もうこんなに一人前に育ちました。どこへお嫁に出しても大丈夫です」
というお披露目をこれまたびっくりするぐらい大盤振る舞いで行います。
そんな、金欠に悩む私にとって恐ろしい娘の誕生日の準備を嫁は1年以上かけて準備して、逃げられないように外堀を埋めて行ったのでした。
人生最大の金欠に重なる行事
実は5年間不登校だった息子が、去年大手企業が運営しているプロゲーマー養成専門学校に通い始めました。
不登校の間、ずっとやっていたゲームが今度は自分を支えるスキルとして役立てる道を選んだのです。
この1年、以前は一人で電車も乗れなかったのに1時間の通学をほぼ休まず毎日通ったのはびっくりでした。
企業運営ということで、学校形態を取らず尖ったカリキュラムを実践していて、とても楽しそうに過ごす息子に胸をなど下ろしていました。
しかしこの企業形態は学校法人ではないことで、通勤定期になってしまいます。授業料も年間120万円を超えて大学並みの出費を強いられていて、今本当に苦しい中での娘のデビューのお誕生日を迎えることになったのです。
無理してもやる意味を考えた
実は最初は家族揃ってセブに行くのは旅費だけでも本当に大変だから諦めようと反対していました。
でも、最初は「行かなくていい」と言っていた娘も、本心は「やっぱり、私が主人公になる私だけの18歳のお祝いはやってみたい」ということを聞かされました。
息子が不登校などでずっと手が掛かった分、娘は弟を優先して色々と我慢をしてきました。
一生に1回の晴れ舞台を諦めさせることが、本当に仕方ないで済まされることなのか?考えさせられました。
フィリピン人は後先考えず子供の幸せを優先して、後から出てくる問題はその時になんとかしていく、ある意味無策でいい加減だけど本当はそういう選択もあっても良いのではと思い始めています。
娘が歳を取って人生を振り返った時、「家族と過ごした18際の誕生日がとても思い出になった」と思ってくれる、それは「プライスレス」なことに投資するのではないかと思います。満開の桜が後押ししてくれている気がしています
38歳の時サラリーマンを辞めセブ島でボランティアと旅行会社勤務経験🌈
現在、フィリピン観光省大阪での勤務🇵🇭経験を生かして、留学案内を大学や旅行会社で講演もしたりします👨🏻💻
自分の息子は不登校でしたが、今はプロゲーマを目指してます❗️
私はフィリピンで子供を元気にする留学ビジネスをゆっくりやり始めてました
コメント